2006年06月26日
初物
ずっと行きたい、行きたいと思いながら行けなかった。
そこにやっと行けた喜びは、感無量という以外にない。
ああやっと行けたよ「大阪プロレス」に。
前々から、プロレスを一度「ナマ」で見たいと思っていた。
しかし、どうにも1人で行くには勇気がいる。
1人旅は行けても、1人プロレスは勇気がいる。
女性の友人を誘うには、もっと勇気のいるプロレス。
だから、最初のプロレスは、なんとなくビジュアル的に楽しそうな
「大阪プロレス」でデビューしよう、と決めていた。
「大阪プロレス」が京都にくると聞いたとき
こりゃいかねばならん、誰かいないか?と思っていた。
でも誘える女子は数少ない。
すると、久しぶりにある後輩からご飯お誘いメールが来た。
飛んで火にいるナントカ、とは言わないが
しかしここは誘わせてください。
大阪プロレス、いかへん?
「いいですよ~」あっさり了解。
本当にいいのか後輩よ。
当日。
こわごわ会場までいってみた。
後輩はかなりびびっている。私も正直びびっている。
お金を払ってびびりにいくのはお化け屋敷の感覚である。
行ってみると、なんだ、女性も子供も多いじゃないの。
安心して会場に入ると、常連と思われる女性たちが
「あら~先日の試合ではどうも~」みたいな感じで
にこやかにご挨拶されている。
プロレスってそういうものなのか?
試合が始まった。
おもしろい、おもしろいんだけどこわい。
でもこわいんだけどおもしろい。
カラダをはったエンターテイメント。
プロレスって、ものすごくよく考えられている
知的な大衆娯楽なんだと思った。
大阪プロレスおそるべし。
常連の女性たちが選手紹介のときに投げる紙テープは
きれいに螺旋をえがいてリングに落ちていく。
投げに参加していない自分が少しくやしい。
そんな気にさせる大阪プロレスおそるべし。
後輩は売店でなぜか福袋を買っていた。
・・・なぜか私も買っていた。
大阪プロレス、おそるべし。
投稿者 Taniguchi : 18:11
2006年05月25日
「そば」と「日本文化」と「99円ショップ」・最終
ノットジャパニーズのおねーさんは、お連れのおにーさんと
「ふーん、これねぇ・・・」という感じでビンを眺める。
その姿を見て、マスカラおねいちゃんと私は同時にもう一度棚を見上げた。
ホントに、申し合わせたように見上げた。
これしかないよなぁ、と思いながら
無意識に再確認したんだろう。
私も棚を見上げたのは無意識だった。
おねいちゃんと私が叫んだのは同時だった。
「あったぁ~~~!!!」
2人同時に叫び、かつ同時に指差しているその先に
(イメージ:北海道のクラーク博士の像)
「そばつゆ」は、ちんまりあった。
きっと「そばつゆ」が話せたら
「さっきからここにおるっちゅうねん!!」と、返しただろう。
スマン。
ツユの棚の一段上は、ダシパックの棚であり、
その上の棚の、なぜか「スシ飯の素」の横においてあった。
しかも「ビン」ではなくて「缶(カン)」だった。
思い込みって恐ろしい。
「同じカテゴリーのものは同じところにあるはず」という
普段大嫌いな「~はず」という思考を無意識にしていた。
こわ。
おねいちゃんは「そばつゆ」としっかり書かれた缶(カン)を手渡した。
ノットジャパニーズのおねーさんは、それを受け取った。
なんだかわからないけど、ミョーな充実感があった。
おねいちゃんもおんなじようなキモチになったのかもしれない。
おねいちゃんと目があったとき、口にした言葉はまた2人同じだった。
「ありがとうございました~」
おねいちゃんは笑っていた。
マスカラの印象は私の中から消えていた。
帰宅途中に思った。
話しかけたから、
「マスカラおねいちゃん」から
「日本文化伝承に興味のあるおねいちゃん」に変化したんだよなあ、と。
言語コミュニケーション、あなどるベカラズ。
投稿者 Taniguchi : 18:24 | コメント (0)
2006年05月18日
「そば」と「日本文化」と「99円ショップ」・その3
ちなみに。
後日調べたことであるが「そば」は
日本独自の食べ物ではなかったことが判明した。
1つ学習。
で、話を戻す。
もう逃げられないなあ、と思ったところに、アルバイトと思われる
20歳前後の女性(注・女性の年齢はわかりません、憶測です)の
姿が目に入った。
すいません、と声をかけて振り返ったアルバイトらしき
おねいちゃんは、マスカラバリバリの目だった。
一瞬何を言うのか忘れた、が思い出して言う。
あの「そばつゆ」がないんですけどね
「そば」にはどれをすすめたらいいんでしょう?
おねいちゃんは
「は?アンタ何をきいとんねん?」
というようにいぶかしげに私をみた。
そりゃそうだ。
で、急いで小声でおねいちゃんに補足する。
いや、あのね「そば」にどれ使うかって
聞かれてるんですけどね、
「つゆ」しかなくてね、
どこまで理解されているかわからないしね、
「つゆ」でいいとは思うんですけどね、
違うもの教えられたと思われるかもしれないしね、
日本の文化が間違ってしまうかもしれないし、
日本の印象が悪くなるのもさけたいし。
たしかこんなようなことを早口でいった。
今この日記を書きながら、もっとましな説明できひんのかい、と
つっこんでいるが、そのときは、もう脳が働かなかった。
でも。
最後のフレーズでおねいちゃんの目が明らかに変わった。
そっちにびっくりした。
おねいちゃんは必死に探した。
でもやはり「そばつゆ」がなかった。
そして私が、これしかないですかねえ、と指していた
「つゆ」と「うどんつゆ」を手に取り
「温かくして食べるならこれ、冷たくして食べるならこれ」と
私とおんなじくらいのレベルの英語で説明した。
しかし。
説明されたノットジャパニーズのおねーさんは
ビンを手に持ち、そして首をかしげた。
メーカーさん。
前回もつっこみましたが、もう一回つっこませてください。
使用例という小さな文字のあとに「そば」もいれているんだったら
お願いだからビンの絵柄に「そば」も小さく入れてくださいませんか。
もしくはうどんでも、もっとなんというか、一瞬でも「ん?そば?」と
思うような、両用いけるような絵とか。
おねいさんが首をかしげた、「つゆ」とかかれたそのビンの絵柄。
「鍋焼きうどん」と「すまし汁」だった。
若干、絵柄がマニアックな気がするのは私だけですか?
投稿者 Taniguchi : 23:22 | コメント (0)
2006年05月10日
「そば」と「日本文化」と「99円ショップ」・その2
まあ、いいや。
とにかく「そばつゆ」をすすめておけば
つけようがかけようがどうしようが間違いはなかろう。
で、棚をみた。
今回、私はここで2つの間違いをおかしていたことに後で気づく。
1.そばつゆは「缶」ではなく「ビン」に入っている
2.そばつゆは「メジャーな商品」である
上記2点を私はこのときまで思い込んでいた。
しかし。
「そばつゆ」が棚にない、のである。
「つゆ」はある。
「そうめんつゆ」もある。
なのに。
「そばつゆ」がないのである。
まずい。
もちろん「つゆ」でも用途に「そば」と書いてあるから
間違いはない。
しかし。
今までつゆのビンの絵柄などあまりまじまじと
みたことがなかったが、このとき初めて気づいた。
「つゆ」と書かれたビンの絵柄は
「うどん」なのである。
「そば」も描いておけ!と心で突っ込んだが
そんなことをいま突っ込んでもどうしようもない。
相手がどこまで理解しているのか
わからない状態でこれを渡すのは危険である。
おねーさんが手にしている「そば」と
つゆのビンに描かれている絵柄の「うどん」は明らかに違う。
それをすすめるのは危険である。
ちなみに私はダシパックと醤油を好みでたらしてツユをつくるが
ここでダシパックと醤油をすすめるのは危険である。
「ダシをとって醤油をお好みで数滴」なんて微妙な英語は繰り出せない。
ああ、どうしよう、このまま「うどん絵柄のつゆ」を
押し切ってすすめていいのか?
と思ったら後ろに人影を感じた。
あ、誰か助けにきてくれたのかしら、と振り返ったら。
メガネ男子愛好会の皆様にダントツの指示をえそうな
おにーさんが満面の笑顔と期待のまなざしを私に向けていた。
お連れの方だった。
・・・ますますプレッシャー。
投稿者 Taniguchi : 23:40 | コメント (0)
2006年05月09日
「そば」と「日本文化」と「99円ショップ」・その1
最近、自宅の駅近くに99円ショップができた。
もちろん24時間オープンである。
ふつーのコンビニとは違って
野菜が「少量ずつ」「種類が豊富」というのがとてもうれしい。
私は車を運転しないので、駅近はとてもありがたい。
そりゃー高齢時代に受ける店だわな、と思う。
そんな99円ショップで先日背後から声をかけられた。
平日21時くらいだろうか。
「エクスキューズミー」
とてもかぼそい女性の声だった。
私か?
しかもいきなりここで英語ですか。
すいません、想定外でした。
20代前半と思われる、日本人といってもおかしくない顔立ちの
その女性は、私が振り返ると一気にまくしたてた。
すいませんもっとゆっくり、と言いたかったが
おねーさんのしゃべりは止められなかった。
おねーさんは必死だった。
仕方がないので英語を浴びているとなんとか理解した。
「これに使うのはどれ?」
彼女の手には、ゆがいたそば1パック。
ああ、だからドレッシング売り場とツユがおいてある棚の前で
うろうろしていたのね、なんだそんなことなら、と
棚を向いて、ふと思った。
ちょっと待て。
彼女は「そば」を「そば」として理解しているのか?
ん?
そばは日本独自のものだっけか?
あれ?
このアタリから頭の中が混乱してきた。
1.茶そばサラダのようにして食べるのか?
2.天ぷらそばのようにして食べるのか?
3.ざるそばのように食べるのか?
4.そもそも他の麺と間違えて買っているのか?
「『そば』を『そば』だとわかって買っておられます?」
そんな微妙なニュアンスの英語を私は繰り出せません。
そうだ。
他のお買い上げ予定商品をみせてもらえば
推測できるかも。
彼女の持っている商品を見せてもらった。
「あさげ」が彼女の手にあった。
・・・。
余計わからなくなったのはいうまでもありません。